認知症の方を見て自分を振り返る

認知症の人たちをまじかにみて自分の人生を併せて垣間見ることがある。例えば私がお世話をする人数は常時9名、脳の働きは少しづつ低下をしている皆さんですがその中でもやや自立が出来ている人が数人いるその中の一人で男性(元教師)はこのところコロナにかかったりして認知症のレベルが落ちてきていて訳がわからない意味不明の話をしていたり、時々自分が何をしているか分からない状態が目に付く私もこの現場にきて1年以上たつがこの方の異変は手に取るようにわかる。例えばトイレに行くはずなのにトイレを通り過ぎ自分の部屋に行ってしまったり排便も粗相をする人では無かったがそれがあったり歯磨きも何回もしてしまうこともあって、目が離せなくなってる、こちらの話の意味が分からなくなっているようだここのフロアで一番の自立の高い人だったのに例えば皆さんに対して話をしている時にこの男性は全く違うことを話してきているしかも自信をもって‼しかし本を読むことや部屋の整理整頓やトイレでは便器を掃除したり(これは奥さんが命じてずっとやってきたことらしい)やはり年数掛けて得たものは例え脳の変異があっても覚えているのだということが分かったが認知症は新しい事象は直ぐに忘れるが古い事象は記憶していることが再認識しました。

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