認知症のある一日
認知症の方々は昔の一部を覚えていてそのことを毎日、同じ事を繰り返している!例えば元教員(男性)は○○大学入学で新○県から名○○市に転居した時の話をいつも現実のように話される。この方の生家は畳屋で弟のことを交えて幼い頃の話を嬉しそうにいつも話される。又夫婦で商売を始めてその商売が当たりそれ沿おうの財産を築いたようでその自慢話や入居されている施設は自分の会社だと思い込み「ここは私の会社で私が建てたのよ!(私たち職員)を自分が雇ってる従業員だ」と思っていて私達に命令をしたりしているが昼間は徘徊をしていて席についていることは少ないがみんなが使うものを盗んだりもしている(女性)。毎朝飲んでいる薬も覚えてなくて毎朝「こんなに飲むの」と言われる女性もいる。私達は刺激が強い言葉、事象は避けるようにしている理由はそのことで不穏になってしまうから!一回不穏になると落ち着きがなくなり、元の状態に戻すのに時間がかかる。やはり不穏は大敵で認知症にも影響がある為(更に進む場合も)又昨日今日の出来事はほとんどの人が覚えてないです。こんな方もいます。退院された女性に「今日退院されてよかったですね」と声を掛けると「いえ(退院)してないわよ」と言われる、「手術をされて大変だったわね」と問う「手術してないわよ」と言われる!そう言えば「がん」にかかっても痛みは感じないとか!自分の名前も年齢も自分の子供もわからないのだから!ある意味苦労がなくて幸せだなと思います。