認知症の方はいつもどんなことを考えてるの?
介護の世界って一口に言うと排泄、入浴、食事、身支度、就寝、のお手伝いになるけれどそこから枝分かれして介助はどんどん膨らんで一日中忙しい思いをしている。が認知症になったらみんなおんなじではないわけで認知症は「これだ!」という定義はないと思う。だからとても難しいのです。その人の本質を知ることは出来ないのだから言い方は悪いかもしれないが「得体の知れない何か」であって、こうなったらこうなると言う法則がないのです!例えば認知症の方たちの様子を見てると今、口喧嘩をしていると思うとあれと思うほど直ぐに喧嘩が終わって笑っていたり内容がすぐに変わるのが”常”でその辺が不可解な点?勿論、会話が成立することさえすごいことなのだが認知症でも集中できない人、その反対の人、多少の会話が出来る人できない人、今言われた事を理解して覚えていられる人いられない人、私の職場の利用者は折り紙がほとんど出来なくて、広告紙を使ってのゴミ箱用の折り紙を折るのが精一杯それも18人中一人しか出来ない状態、かなりグループホームでもレベルが低い方。ひとたび席を外すと自分の席に戻れないのだから!実は今、私が心配してる人が一人いて80代半ばで男性一日中自分の部屋で寝て過ごしていて食べるときだけ起こされて食事をして又寝る生活を数年続けている。入居の時は夫婦で妻がそばにいることは理解していたと思うが(その証拠に妻の部屋に入り妻のベッドに横になり妻を待っていることが何回もあって妻が嫌がっていたこと)ところが妻が昨年他界、そのことは本人には話してないと思うが少しは感ずいているかもしれないがレベルが落ちているのが凄くよく分かる。今は少しの距離は歩けるし、食事も一人で食べられるが排泄はほとんどできないがそれさえ可能だったら家は長男が後を継いでいるので(農家)ここを出て家に帰って何かやりがいを持たせれば毎日寝ている生活から脱皮出来て張りのある生活を送ることが出来るのではないかと思うところですが(ただし、排泄の点で家族が協力できるかが問題)